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精神病院における学際的多職種連携について
◆ はじめに ◆ 学際的多職種連携(またはチーム医療)とは、医療や福祉の現場で働く各職種が協力し合い、患者の症状を総合的に把握・理解すること、それに基き適切かつ迅速なアプローチを可能にすること、社会復帰をスムースにできるよう環境を整備・調整することを意味する。欧米先進国ではすでにその効果が地域に広がり患者のノーマライゼーションを推進するコミュニティケア・システムとして認識されている。医療法で人員配置が制限されている精神科にとって、患者のノーマライゼーションおよび効率的医療のためには各職種の連携は特に必要となる。当院では2000年4月より、精神科ケアにおける学際的連携モデルの作成及び評価を目的としたパイロット研究の臨床現場として学際的連携へのプロジェクトに取り組んでいる。 ◆ 細木ユニティ病院の内容 ◆ 当院は、1996年総合病院から分離独立した病院で、ベッド数271の中、現在内科40、精神科16を休床とし、現在、精神科・神経科215床で運営している。◆ スタッフ ◆ 【144.2名】
◆ 当院におけるチーム医療への取り組みの内容 ◆ ◆ 意識調査の結果 ◆ アンケートは全職員に配布され、121名より回収することができ、回収率は90%だった。前回は125名から回収することができ回収率は91%。これは当院のチーム医療への取り組みの浸透度を示している。 調査結果の各比率について、前回の調査結果と比較・検討した結果、検定では有意差は見られなかった。 しかし、「当院でのチーム医療の取り組みを知っていますか」という問いに対して、前回は72%の職員が理解していたのに対し、今回は82%と上昇していることが分かった(図5参照)。会議の内容についても前回より理解している職員が多くなっていることが分かりました。これは、チーム医療会議に出席をしているメンバーが会議の内容を明確に伝えていると考える。この取り組みが職員により浸透したことをあらわしている。更に、病棟でのチーム医療会議開催については62%(前回55%)(図6参照)、多職種の申し送り参加については82%(前回71%)(図7参照)など、職員への浸透度はそれぞれ上昇していた。 しかし、比較をしてみると「病棟に他職種が入る機会が増えましたか」の問いでは全くそう思うの回答が前回35%から今回16%と大幅に伸び率が下降していることが分かった(図8参照)。◆ 考察 ◆ チーム医療の浸透度は上昇していることから、職員の意識は確実に変化していると考えることができた。 |